【呪術廻戦】「帰ろう理子ちゃん」とは？ あの絶望のシーンを徹底解説！

「帰ろう理子ちゃん」は『呪術廻戦』 に出てきたセリフです。

悲しい展開の多い『呪術廻戦』の中でも１、２を争うほど衝撃的なこのシーン。

早速見ていきましょう。

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概要

「帰ろう理子ちゃん」はアニメ『呪術廻戦』第27話「懐玉かいぎょく－参－」での夏油傑げとうすぐるのセリフです。

『呪術廻戦』は、人間の負の感情が寄り集まった存在である「呪霊」とそれらを祓う「呪術師」との闘いを描いたダークファンタジー作品で、呪術高専と呼ばれる呪術師として成長するための学校を主軸として話が進んでいきます。

アニメ2期の最初の章である「懐玉・玉折」は、いわゆる過去編で、現代最強の呪術師五条悟ごじょうさとると最悪の呪詛師夏油傑の呪術高専時代が舞台となっています。

何百年も日本中の結界を護ってきた呪術界の要、天元てんげん様。彼女を安定させるために必要となる少女、天内あまない理子りこの護衛を任された五条と夏油は、襲い掛かってくる刺客と闘いながら天元の居る薨星宮こうせいぐうという呪術高専の地下にある場所を目指します。

親友同士だった二人の青春が鮮やかに描かれる一方、彼らがなぜ道を違えてしまったのかが明らかになる本章。第27話「懐玉－参－」のこのシーンでは、そのきっかけとなる重大な事件が起きてしまいます。

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使われたシーン

第27話「懐玉－参－」

襲ってきた最強の刺客伏黒甚爾ふしぐろとうじを五条に任せ、薨星宮のある地下にたどり着いた天内たち。世話係でありただ一人の家族でもある黒井との別れを済ませた天内は、夏油に連れられ最深部へと向かいます。

天元様との同化が完了すれば天内は二度と外へは出られません。大切な人とも一生離ればなれになってしまいます。

覚悟はしつつも顔を曇らせる天内。そんな天内に中心の結界への入り方を指示する夏油でしたが、それと同時に、黒井と共に家へと帰る選択肢も与えます。

実は夏油は既に五条ともその話を済ませてあり、もし天内が同化を拒んだら天元様を敵にしてでも逃がす算段だったのです。

「私たちは最強なんだ」

「理子ちゃんがどんな選択をしようと、君の未来は私たちが保証する」

夏油の言葉に目を潤ませる天内。目を閉じて自分の中の想いと向き合います。

「私は…生まれた時から特別で、みんなとは違うって言われ続けて…私にとっては特別が普通で…危ないことはなるべく避けて、この日のために生きてきた」

「お母さんとお父さんがいなくなった時のことは覚えてないの…もう悲しくも寂しくもない」

「だから同化で、みんなと離ればなれになっても大丈夫って思ってた…どんなに辛くたって、いつか悲しくも寂しくもなくなるって…」

「でも…でも…やっぱり……」

「もっとみんなと一緒に居たい！」

「もっとみんなと色んな所に行って…色んなものを見て…もっと！…」

学校の友達との何気ないひと時、ずっと一緒に居てくれた黒井との思い出、そして何よりみんなとこれからもずっと一緒に居たいという願いが、天内の心を塗りつぶしていきます。

それを見た夏油は微笑むと、そっと手を差し伸べ言います。

「帰ろう理子ちゃん」

「うん！」

これまで背負ってきた使命から解放され、みんなと居られることを涙を流して喜ぶ天内。これからの期待を胸に笑顔で夏油の手を取ろうと手を伸ばします。

(タンッ)

「……理子ちゃん？」

しかし、無情にもその手は届かず、天内は頭を銃で撃ち抜かれ命を落としてしまいます。

現れたのは五条と闘っていたはずの伏黒甚爾でした。

なんと彼は五条を殺してここまでたどり着いていたのでした…

まとめ

「帰ろう理子ちゃん」はアニメ『呪術廻戦』第27話「懐玉－参－」にて夏油傑が言ったセリフです。

ハッピーエンドに見せかけての最悪の展開に心が苦しくなりますが、夏油が闇落ちするきっかけとなった重要なシーンなのでぜひ実際にご覧ください。

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