【呪術廻戦】「あとは頼みます」とは？ 七海のあの名シーンを徹底解説！

「あとは頼みます」（正確には「後は頼みます」）は『呪術廻戦』に出てきたセリフで、悲しいシーンながら多くの読者・視聴者から支持を集める名シーンでもあります。

早速見ていきましょう。

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概要

「後は頼みます」はアニメ『呪術廻戦』第42話「理非」での七海健人ななみけんとのセリフです。

『呪術廻戦』は、人間の負の感情の塊である「呪霊」とそれらを祓う「呪術師」との闘いを描いたダークファンタジー作品で、その息もつかせぬ展開と爽快なバトルシーンから絶大な人気を誇っています。

七海は主人公の虎杖悠仁の任務をサポートする形で登場した一級呪術師で、その大人オブ大人と呼ばれる性格から虎杖を含めた多くの人物から尊敬されています。呪術高専時代に、同級生であった灰原雄はいばらゆうを任務で失ったことで「呪術師はクソ」だと思うようになり、一般企業に入りますが、その後気まぐれに呪霊を祓ったことで感謝されたことをきっかけに、出戻りという形で呪術師となります。

最強の呪術師五条悟が封印されたことで始まった「渋谷事変」編では、七海は禪院ぜんいん真希まき、禪院ぜんいん直毘人なおびとと共に五条奪還のため渋谷駅にて特級呪霊・陀艮だごんと闘いますが、その後乱入してきた特級呪霊・漏瑚じょうごにより、左半身を焼かれる重傷を負ってしまいます。

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使われたシーン

第42話「理非」

重症を負った七海でしたが、その後も地下に残り、特級呪霊・真人の「無為転変」によって改造人間となった人々と戦っていました。

ダメージと疲労により意識が混濁する中、七海は会社員時代からぼんやりと夢に見ていた海外での生活に想いを馳せます。

これまで会社員としても呪術師としても多くの時間を捧げてきた七海。これからは自分だけの時間を穏やかに過ごしていきたいと、海辺での幸せな日々を想像します。

そんな中、ふと残された者たちや自分の任務のことを思い出す七海でしたが、それももう十分やったと自分に言い聞かせます。

「疲れた…疲れたなぁ……」

「そう、疲れたんだ……もう十分やったさ」

©芥見下々／集英社・呪術廻戦製作委員会

最後の力を振り絞ってなんとかすべての改造人間を倒しきった七海。しかしそんな彼の背後には、改造人間の元凶である呪霊・真人がいました。

相手は一度戦ったことのある特級呪霊。満身創痍で倒せる相手でないことは七海も理解しています。その上、真人のもつ術式「無為転変」は手で触れた生物の魂の形を無理やり変形させるという、一度攻撃を受けただけで死んでしまう強力な能力。自身の死を悟った七海は、これまでの中途半端な生き方を振り返ります。

「私は何がしたかったんだろうな」と同級生だった灰原に語り掛ける七海。すると、そんな彼の目に死んだはずの灰原が映ります。

そんな中、遅れてその場にやって来た虎杖。灰原が伝えたいことを理解した七海は、それは彼にとって〈呪い〉になると首を横に振ります。

灰原は死ぬ間際、七海にある言葉を残していました。しかし、その言葉はその後、七海の心の中に大きな足かせとなって残り、逃げ出したはずの呪術界に戻るきっかけを与えています。

逃げたくても逃げられなくなる呪いのような想い。自分を苦しめたその言葉を虎杖に託すなんて出来ないと思う七海でしたが、力強く虎杖を指さす灰原の姿を見て表情を緩めます。

呪いが人を生かすこともある。

最後にそう感じた七海は、虎杖の方を振り返り、死ぬまで消えない暖かな呪いの言葉をかけます。

「後は頼みます」

©芥見下々／集英社・呪術廻戦製作委員会

灰原から受け継いだ想いを虎杖に託し、七海は散っていくのでした。

まとめ

「後は頼みます」はアニメ『呪術廻戦』第42話「理非」にて七海健人が最後に放ったセリフです。

『呪術廻戦』きっての泣ける場面とも言われる本シーン。漫画の意図をこれでもかというほど汲んだ表現が高い評価を受けています。ぜひご覧ください！

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