『シュタインズ・ゲート』は面白い？ ループ系アニメの金字塔といえる名作！

みなさん、『STEINS;GATE』（シュタインズ・ゲート）というアニメをご存じですか？

ループ系アニメとして不動の地位を誇る本作。今回はその記憶を消して見たいとまで言わせるほどの魅力に迫ります。

※物語序盤までのネタバレが少し入っています。

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作品概要

『STEINS;GATE』は面白い？

予想出来ない物語の展開が本当に面白いです。

特に、絶望と希望がジェットコースターのように訪れるような展開が好きな人はハマると思います。

ループものあるあるではあるのですが、『STEINS;GATE』は絶望シーンが多めで、途中かなり辛い展開が続きます。ただ、その分それを乗り越えようとする主人公を始めとした登場人物たちの奮闘が本当に熱いです。

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『STEINS;GATE』とは？

『STEINS;GATE』（※略して『シュタゲ』）は簡単に言うと、主人公の岡部倫太郎おかべりんたろうが仲間に起こる悲劇を回避しようとタイムリープを繰り返す、いわゆるタイムリープ作品です。

「世界線」や「タイムマシン」などSFファンにとってはたまらない要素がちりばめられており、またその設定も非常にリアルで緻密に作られているため、今なお根強い人気を誇っています。

また舞台が秋葉原で、登場人物もネットオタクが多いため、２ちゃんねるで使われていた「２ちゃんねる用語」がこれでもかというほど出てきます。世代の人は懐かしく感じるのではないでしょうか？

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あらすじ

これぞ、運命石の扉（シュタインズ・ゲート）の選択！

STEINS;GATEより

厨二病から抜け出せない大学生岡部倫太郎おかべりんたろうは、自らが創設した「未来ガジェット研究所」のメンバー（※通称「ラボメン」）の椎名しいなまゆりや橋田はしだ至いたるたちと共に、日々へんてこな発明品を生み出していた。

そんな中、脳科学研究者であり天才の牧瀬紅莉栖まきせくりすとの出会いと、彼女をめぐる不思議な体験を経て、自らが作った発明品の一つが過去へメールを送ることのできるタイムマシンであることに気づく。好奇心から実験を行う岡部達であったが、過去改変を繰り返していくうちに、取り返しがつかないほど歴史が変化していることに気づく。タイムマシンが危険だと判断した岡部はこれを手放すことを決めるが、そんな中、ラボメンの一人に悲劇が訪れる。

岡部はそんな残酷な結末から仲間を守るため、記憶を飛ばせるようになった新たなタイムマシンを使い、運命と戦うことを決意するのであった…。

おすすめポイント

科学が作り出す雰囲気とロマン

本作では、タイムマシンの構造やこの世界の法則など細かいところまで科学的な設定がされており、本当にそうした理論や法則が実在するのではないかと思ってしまうほどリアルに作りこまれています。

また、物理学や脳科学などで使う難しい専門用語などもたくさん出てきますが、紅莉栖を始めとする登場人物達がそうした科学用語を使ってロジックに問題を解決してくれるので、科学に対する堅いイメージが吹っ飛び、むしろロマンさえ感じてしまいます。

世界の法則に抗う絶望感

この作品は、一応直接的に敵となるものは存在するものの、主人公の岡部が実際に相手取って戦っているのは、「世界の法則」そのものです。目に見えない法則を越えるために正しいかどうかもわからないやり方でもがいていく様子は、途方もない絶望感があります。

作中でも岡部はタイムリープマシンで何度も同じ時間をやり直しますが、どんな過程をたどっても最後は必ず仲間の死という運命に収束してしまいます。何度もタイムリープする中で、その仲間の死がこの世界の絶対的な通過点なのだと判明していく過程は、抗うことの出来ない恐怖を突き付けられたようで、見ていて本当に怖くなります。

孤独な戦いの中での仲間との絆

岡部は「リーディングシュタイナー」という、前に居た世界線の記憶を保持することの出来る特別な能力を持っています。つまり、タイムリープして過去を変えても、その改変前に起こったことを岡部は認識することが出来るのです。

この能力のおかげで、岡部は未来に起こることを予測して対策を取ることが可能になるわけですが、一方で岡部以外は世界線が変わってもその変化に気づくことは出来ません。そのため、岡部は繰り返すループの中で、仲間との会話が噛み合わなくなり、孤立していきます。

一人で何度もやり直し、一人で何度も運命に絶望する。そんな地獄のようなループの中で、厨二病でいつもふざけていた岡部はその面影がなくなるほど憔悴していきます。アニメでは声優（CV 宮野真守）さんの力と表情の微細な描写でそれをうまく表現しているため、見ているこっちまで岡部の気持ちになってしまいます。

しかし『STEINS;GATE』にはこのような絶望や孤独、罪悪感がフォーカスされるシーンがたくさんありますが、その分、そうした中での仲間の協力や熱い想いが描かれるシーンは本当に感動します。そしてなによりそうした仲間達に支えられて、諦めずに前を向く岡部の姿が本当にカッコいいです。最初の方は鼻についたあの厨二病も、最後の方では一変して頼もしく見えてくるはずですよ。

感動曲

『STEINS;GATE』を彩る感動曲をご紹介します。

「GATE OF STEINER -Piano-」

まとめ

『STEINS;GATE』は絶望から希望へ向かっていく描写が本当に面白く、感動するアニメです。ループものとしてのクオリティも非常に高いのでアニメ好きの人はぜひ一度見ておくことをおすすめします。

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