【リゼロ】「俺を選べ！ベアトリス！」とは？ リゼロのあの神回を徹底解説！

「俺を選べ！ベアトリス！」

このセリフはアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』（リゼロ）第2期に出てくるもので、神回との呼び声が高い名シーンで使われました。

それでは見ていきましょう。

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概要

「俺を選べ！ベアトリス！」は『Re:ゼロから始める異世界生活』第49話「俺を選べ」にて、主人公のナツキ・スバルが精霊ベアトリスに向けて放ったセリフです。

『Re:ゼロから始める異世界生活』は、ある日突然異世界召喚された少年、ナツキ・スバルが、死んだら時間が巻き戻る「死に戻り」の能力を使って、仲間と共に運命を切り開いていくという異世界ファンタジー作品です。

スバルはヒロインのエミリアを護る騎士として、非力ながらも自身に与えられた「死に戻り」の能力を使って何度も戦っていきます。当初は自己中心的で精神的に弱さを抱えていましたが、仲間と共に度重なる困難を乗り越えていくことで、大きく成長していきます。

ベアトリスは、スバルが運び込まれた屋敷の禁書庫と呼ばれる部屋を管理する精霊で、いつも一人で部屋の扉の前に座っています。彼女はエキドナという魔女に作り出された存在で、”その人”が来るまで禁書庫を守り続けるという使命を負っており、400年もの長い間、来るかもわからない”その人”を待ち続けていました。

そんな中、ベアトリスのいる屋敷に敵が侵入してきます。彼女を助けようと禁書庫の中まで入っていくスバルですが、当のベアトリスは頑なに動こうとしません。しかし、それでも諦めないスバルに対してベアトリスは、スバルこそが待ち続けていた”その人”なのではないか思い、恐る恐るスバルに問います。

ところが、スバルはその言葉を一蹴りし、自分はそんな人じゃないと彼女の考えを真っ向から否定します。淡い希望を打ち砕かれたベアトリスはスバルを部屋から吹き飛ばし、また引きこもってしまいます。

そんな中、屋敷に火がつけられ、タイムリミットが迫った中で、スバルはベアトリスともう一度話すため、再び禁書庫を目指します。

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使われたシーン

第49話「俺を選べ」

焼け崩れていく屋敷の中、やっとの思いで禁書庫へとたどり着いたスバル。周りが炎に包まれていく中、ベアトリスに語り掛けます。

「最後に俺の話を聞いてくれ」

「ベアトリス、俺を……助けてくれ」

強くて賢くて可愛いベアトリスには自分の力なんていらない。だから、非力な自分には「一緒にいてやりたい」でも、「助け出してやりたい」でもなく、「助けてほしい」と願うことくらいしか出来ないとスバルは言います。

「お前がいなくちゃ寂しくて生きていけない俺を、助けてくれ…」

火傷まみれの手を差し伸べながらそう伝えるスバル。その言葉が徐々にベアトリスの心を溶かしていきます。

「ずるい…ずるいのよ…….そんな言い方…」

「だって、お前は”その人”じゃないって…ベティを拒絶して…なのに……」

「400年ずっと一人だった…今ここでお前の手を取ったところで、どうせお前はすぐに死んでしまう」

精霊にとっては人間の寿命も瞬き程度でしかなく、それが終わったらまた独りぼっちになってしまいます。今更そんなものにすがってもまた失うだけだと言うベアトリスでしたが、そんな彼女にスバルは言います。

「でも、おれはお前と明日、手を繋いでいてやれる！ 明日も明後日も、その次の日も……」

「400年先は無理でも、その日々を俺はお前と一緒に過ごしてやれる」

「永遠を一緒には無理でも、明日を今を、お前を大事にしてやれる！」

「だからベアトリス……俺を、選べ」

「お前は…その人じゃ……」

「ない。俺は俺だ。ナツキ・スバルだ。400年の顔も知らないやろうへの片思いなんて全部忘れちまえ！」

「いなく…なるくせに…」

「永遠なんてない。お前が怖がっている未来はいつか必ずやってくる。それでも…」

「置いていく…くせに…」

「それでも、一緒に居よう！ 一緒に生きてみよう！ 一緒にやっていこう！」

「楽しかったんだって胸を張って笑えるくらい、思い出を積み重ねていこう！」

「お前がここで過ごした寂しい400年を取り戻して、おつりがくるくらいに！」

「そんなこと…したって……いつか…独りに……!!」

「永遠を生きるお前にとって、俺と一緒に過ごす時間なんて刹那の一瞬かもしれない…」

「なら、お前の魂に刻み込んでやるよ…俺の一瞬を…ナツキ・スバルって男が、永遠って時間の中でもセピア色にならないくらい鮮烈な男だったんだってことを!!」

自分を生み出してくれた母親も、初めて仲良くしてくれた友人も、みんなベアトリスを独り残して去っていきました。それは人間であるスバルも例外ではありません。しかし、そんなベアトリスの恐怖をスバルは一つひとつ希望へと変えていきます。

しかしそんな中、周りすべてが炎に飲まれ、二人も炎に取り囲まれます。そしてスバルとベアトリスだけになったその空間で、スバルは改めてベアトリスに語り掛けます。

「俺を選べ！ベアトリス！」

「誰かに外に連れ出してほしいから！ お前はいつも！ 扉の前に座ってたんじゃないのか!!!」

ついに崩壊する禁書庫。しかし焼け崩れていく屋敷の中から一筋の魔法の光が伸びていきます。

光はスバルとベアトリスを運んで空へと飛んでいき、流れ星のように夜空を駆けていきます。

「スバル……！」

「ああ、そうだよ」

「スバル…スバル……」

「そうだ 俺の名前だ」

「スバル……！ スバル！スバル！…スバル!!」

「やっと呼んでくれたな」

スバルの手をしっかりと握るベアトリス。

ベアトリスは400年守り続けた約束を破り、スバルと明日を生きる道を選んだのでした。

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まとめ

「俺を選べ！ベアトリス！」は『Re:ゼロから始める異世界生活』第49話「俺を選べ」でのナツキ・スバルのセリフです。

このシーン自体の熱さはもちろん、もう一つ神回と言われている第18話のシーンと対比されて描かれているのも泣けるポイントです。ぜひご覧ください。

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